どうしたら、無くせるのか、殺処分!
それは、私達一人一人の意識の高さ!
それをめざす事だと思います!
誰かを非難したいなら、その場で捨てる人を非難しましょう!
そして、皆で、意識の向上を!!取り組みましょう!!
グランママ、切に願う、、、
これは動物愛護センターに長年勤務している獣医師の方から聞いたお話です。
茨城県の動物保護団体が「センターの職員がその日処分する犬を笑いながら、どれにしようかな?と選んでいる」とSNS に投稿し、それに反応した人たちが茨城県のセンターを非難していました。
普通に考えて欲しい。
もしそんな人間がいたらそれは「特異な変質者」です。
もちろん行政の職員さん全てが動物たちの命と真剣に向き合っているとは言いません。
実際熊本地震の時の熊本県の動物担当の責任者はそうでした。
でも僕が実際にセンターに足を運んでお会いした多くの人たちは日々悩みながら、時には精神を病む程毎日命と向き合っています。
そもそも何故殺処分なんて理不尽な事が続いているのか?
それを考えれば非難の矛先が行政の職員さんに向かうのがどれほどおかしな事かわかるはずです。
そしてもし行政がおかしいのならば僕たち愛護の人間は行政の人たちときちんと向き合い、それを変えていかなくてはならない。
SNS で行政職員を汚い言葉で非難するなんて「遊び」「ストレス発散」「自己満足」以外のなにものでもない。
何故動物たちが苦しめられているのか?
動物たちを想う僕たちはもっと冷静に、真剣に命と向き合わなければならないんです。
「ある獣医師の話」
子供の頃、大きくなったら動物園の飼育員になりたかった。
大人になって獣医師になった。
公務員になって動物管理センターに配属された。
センターには飼い主がいない犬や猫たちが次々と収容される。
事故に遭ったり、遺棄された動物たちも沢山センターに来る。
瀕死の犬の手当をする、命を救う為に足を切断した事もあった、飛び出した内臓を処置する事もあった。
手術の為にかけた麻酔。
意識を取り戻すのか心配になって何度も様子を見に行く。
息づく姿を目にしてほっと胸を撫で下ろした。
でも、3日後、、自分が手術した犬を殺処分機に入れてボタンを押す。
ずっとボタンを押して来た、、100頭、200頭、もっともっと、、
ボタンを押すと苦しんで暴れる音がする。
亡骸の顔を見る。
昔は規則違反はわかっていても隠れて注射で安楽死させた事もあった。
そっちの方が苦しまないかも知れない、、
でも僕は死んだ事がないから本当はわからないけど、、、
そんな事を続けて来た。
何か理由が欲しかった。
「上司の命令だから」
最初はそれを理由にした。
でも自分の心を納得させる事なんて出来なかった。
でも、理由が欲しい。
「この子たちが社会に出たら社会の環境が悪くなる、社会の為、、」
次はそう考える事にした。
でも、自分の心を納得させる理由など見つからない。
同僚の中には心を病んだ人たちも沢山いた。
センターに犬や猫を持ち込む飼い主。
「明日引っ越しなんです」
引き取りしなければこの飼い主はこの子を棄てるだろう。
「引き取ります、ただし貴方は二度と動物を飼わないでください」
言葉の中に怒りの感情が乗っかる。
同じ人間が再び持ち込む事もある。
今度は「子供がアレルギーなんです」
センターの外では「動物愛護」を名乗る人たちが叫んでいる「お前たちは犬殺しだ」「殺すな❗」
僕は子供の頃動物園の飼育員さんになりたかった。
だから獣医師になった。
あるセンターの獣医師の話。